カラーリングのメリットとデメリット2
昨日の続きです。
まず、僕はカラーリングはオススメします。ほとんどの方は染めた方がいいと思います。
社会人の一般的な男性や、本当に黒髪がお似合いになられる方以外ほとんどの方はカラーリングをした方がいい雰囲気になると思ってます。
決して危険性を指摘したり、カラーに対してネガティブになってほしくて書いてはないです。
長く(早く染め始める方だと10代から80代くらいまで)カラーリングを楽しんでいただくために書いてます。それを前提に読んでいただきたいです。
昨日のブログで「カラーリングの周期」について触れました。
「なるべく短すぎるのは良くない」という意味で書いてます。決して「染めない方がいい」ではないです。
その続きで、ジアミンアレルギーについて説明しておきます。
ジアミンとは、正式名称でパラフェニレンジアミン(PPD)という合成化学染料です。現在、市販カラーリング剤の多くに使用されています。もちろん美容室で扱う薬剤にも使われています。様々な色味を容易に作り出すことができ、濃い色に染めることもできるため、特に白髪染めには欠かせない成分です(白髪染めには配合量が多いです)。
実は、アレルギーの症状を引き起こす確率が高い成分でもあります。
ジアミンアレルギーの症状は人によって異なりますが、赤く腫れる炎症や皮膚のかゆみ・痛みなどを引き起こします。また、時には呼吸困難など重篤なアレルギー症状や、アナフィラキシーショックを引き起こすこともあります。
花粉症や小麦アレルギーや卵アレルギーの方なんかもおられますよね。アレルギーなので、その人の持つ許容量 を超えると発症します。
今まで大丈夫だったのに・・・突然出ることもあると出ることもあるということなんです。
そして、一度症状が発症するとジアミンの入ったカラー剤は使えないです。無理に使うと症状はひどく出ます。
誤解しないで欲しいのは、ジアミンの使われていないカラーもあるので、カラーリング自体ができないってことではないです。
なぜアレルギーを起こす可能性の高いジアミンが使われているのか?(僕もお客様に一番多く使う薬剤なんです)
これにもメリットが多いからなんですね。色の幅が広い、しっかり染まる、色もちが比較的良い、そして白髪を染めるのに適してる(色持ちや色の入り)。
最初に書いたように、長くカラーリングを楽しんでいただきたいんですね。
なるべくアレルギーのリスクを下げていきたいんです。
なので、染める時には
・必要以上に地肌に薬剤をつけない。
・染める前には頭皮の保湿をした上で保護のオイルをつけます(水分と油分と両方ある方がいいみたいです)。
・染めた後に残留しやすい過酸化水素の除去。
これくらいしか出来ないのですが、
その積み重なりでリスクはかなり下がると思ってます。
実際に僕の担当しているお客様でもセルフカラーをされている方はおられます。
ひょっとしたらこのブログを見られている方の中にセルフカラーをされている方がいるかもしれないですね。
本当はお店で染めることをお勧めします(高い意識を持って取り組んでいるお店を)。
どうしても自分で染めないといけない方もいると思います。
染め方のアドバイスしておきますね。
・染める直前にはシャンプーはしない(できれば一日くらいしてないくらいのがいいです。天然の皮脂膜があるだけで保護の役割としては多いいです)
・お顔用の化粧水でもいいと思います。染める前に頭皮につけてください。その後に油分(ホホバオイルがオススメです)もつけてください。
・カラーの後のシャンプーとお流しは、これでもかってくらいしつこく流してください。多分意味はあると思います。
これだけでもリスクは下がると思うんです。
あと、少しでもアレルギーかなって思うような症状が出たら(本当は出る前からなんですが・・・)
使用前のパッチテストをしましょう。多分カラー剤の説明書には書いてます。
カラーは楽しめます!絶対に!した方がいい!
楽しむためにも、注意すべきところは注意しましょう!
寝ます。
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